ジャン・プルーヴェによってデザインされた「スタンダードチェア」は、最も有名なクラシックチェアのひとつです。スタンダードチェアの象徴であるシンプルな座面と背もたれは、3種類の木材から選択することができ、スチール製のフレームも豊富なカラーバリエーションが揃っています。フランスのデザイナーであり建築家、そしてエンジニアでもあったジャン・プルーヴェは、椅子に座った時、後脚に最も負担がかかるという椅子の本質を見抜き、スタンダードチェアのデザインに生かしました。ジャン・プルーヴェのスタンダードチェアは、かかる重さが比較的軽い前脚には細い鋼のチューブを使い、より大きな重さがかかる後脚には、太さをもたせた中空の鋼板を用いる事で椅子にかかる重さを床へ逃がせる構造になっています。ジャン・プルーヴェのスタンダードチェアは座面と背もたれが木製のバージョン、丈夫なプラスチック製のスタンダードSP、そしてファブリックが張られたスタンダードSRの3種類の展開です。