Standard SR / スタンダードSR ジャン・プルーヴェ Jean Prouve

デザイナーであり、建築家、エンジニアでもあったジャン・プルーヴェは、ナンシーに自身の工房を構えていました。デザインをするだけでなく、彼自身がものづくりに携わっていたため、顧客の要望に基づいた変更にもすぐに対応することが可能でした。ジャン・プルーヴェ作品の中で最も成功を収めた「スタンダード チェア」は、長い時をかけさまざまなプロジェクト毎にたくさんのバリエーションが作られてきました。ジャン・プルーヴェのデザインによる、 数あるスタンダードチェアのバリエーションのひとつである「スタンダードSR (siège rembourré)」は、座面と背もたれにクッションが付いたモデルです。ジャン・プルーヴェのスタンダードSRは、プルーヴェの構造哲学に基づいた特徴的な形状です。かかる重さが比較的軽い前脚には細い鋼のチューブを使い、より大きな重さがかかる後脚には、太さをもたせた中空の鋼板を使用しています。ジャン・プルーヴェのスタンダードSRの座面には、軽くてやわらかいクッションが施され、高い快適性を実現しています。スチール製のベースと、座面の張地は豊富なカラーバリエーションから選択できます。その他のバリエーションとして、スタンダードSRの他、座面と背もたれが木製のバージョン、丈夫なプラスチック製のスタンダードSPがあります。

 

 

ジャン・プルーヴェ Jean Prouve

Vitra ヴィトラ